縫製の種類について

2021/04/05 コラム

ジーンズやパンツづくりに欠かせないものに、縫製があります。
しかし縫製糸の種類によって強化や経年変化なども変わってきます。
そこで今回は、縫製の種類についてご紹介していきます。

▼縫製糸の種類
縫製糸は大きく分けて2種類あります。
糸は繊維の集合体で、その繊維のタイプによって分かれています。
・フィラメント糸
・スパン糸

■フィラメント糸
フィラメント糸は長繊維糸と呼ばれ、長い繊維をそのまま糸にしています。
繊維1本1本が長く、毛羽立ちが少ないです。
また表面が滑らかで光沢があるのが特徴です。
しかし1本1本が極細であるため、縫い糸として使用せず、何本か束ねて撚るのが大部分です。
絹糸やポリエステル100%のキングポリエステルなどがこのタイプとなります。

■スパン糸
スパン系は短繊維糸や紡績糸と呼ばれることもあります。
重ね合わせ同じ向きに並べた短い繊維を束ねて、平行に引き伸ばします。
そしてその糸を2~3本束ねて撚ることでできます。
麻糸や絹糸、ポリエステル100%のキングスパンがこのタイプとなります。

▼スパン糸にも種類がある
ジーンズなどの縫製に使われるスパン糸の中でも、種類がいくつかあります。
それぞれの種類と特徴をご紹介します。

■カタン糸
綿100%で作られており、耐熱性に優れています。
ポリエステルやナイロン糸と比べると伸びが小さいため、強度は劣ります。
経年変化を楽しめ、染まりやすいが退色しやすいのが特徴です。

■コアヤーン糸
カタン糸と合成繊維糸を合わせもった糸となります。
カタン糸よりは強度があり、糸の外側を染めることはできるが芯まで染められないのが特徴です。

■合成繊維糸
ポリエステルやナイロンでできた糸です。
伸びがあるため、強度は比較的あります。
染色はできないが、退色もほとんどないのが特徴です。

ジーンズなどに使われる縫製糸は、種類や特徴もさまざまです。
ぜひ、普段履いているジーンズにも注目してみてください。